【最新版】自社CRM構築で実現する全社的データドリブンの道筋:AIエージェントが活かせる“統合データ管理”とは

自社CRM構築記事アイキャッチ


1. 現状:CRMの存在が「安心」から「足かせ」へ

あなたの会社でも、「宝の持ち腐れ」になっているCRMはありませんか?

「とうとうSalesforceを導入しました!」 「HubSpotで顧客管理が効率化されます!」

3.4年前、社内でこんな声が上がったときはワクワク感にあふれていたかもしれません。
でも今、その高価なCRMシステムは本当にビジネスを加速させているでしょうか?

それとも、単なる「安心のための保険」、あるいはもっと残念なことに「成長の足かせ」になっていませんか?

実はここ数年でCRMを取り巻く環境は激変しています。
IDC Japanの調査によると下記のグラフのようにCX・CRM関連の市場は2022年から念を追うごとに拡大していっています。

2028年のCRMの普及予測イメージ

2023年までは「CRMの導入そのもの」に大きな価値があり、「システム管理ができている」というだけで安心できていました。しかし2024年、AIの台頭によって「分散したデータでは真の価値を引き出せない」という現実が突きつけられました。

そして2025年、本格的なAIエージェント時代を迎えると、統合されていないデータはAIに活用しづらく、むしろ「成長の足かせ」になってしまうのです。

「CRMがあれば安心」という幻想は、残念ながらもう通用しなくなりました。
もちろんCRMそのものが悪いわけではありません。

問題は、ただ顧客情報を保存するだけの“データ保管庫”に留まっていること。

多くの企業が抱えている「持っているのに使えない」データの山こそが、私たちの成長を阻んでいる元凶かもしれません。ツールを導入しただけで「DXが完了した」と思い込み、実は何も変わっていないケースも少なくありません。
特にSalesforceやHubSpotなど、有名なCRMを導入している企業ほど、実は複数システムにデータが分散していることが多いのです。
SanSan、Kintone、Google Cloudなどに情報が点在していて連携も不十分、、、ユーザー数が膨らんでいくので、コストが嵩み、投資が遅れる負のサイクルに、、、結果的に重要な情報はExcelやメールでやりとりされ、高価なCRMが“宝の持ち腐れ”になっているのをよく見かけます。

CRM自体が問題というよりは、単なる「顧客情報の置き場」にしかなっていないのが問題なんです。

2. 課題:なぜデータ分散が次世代AIの時代に致命的なのか

AIの時代において、データ分散がもたらす問題は3つあります。

まず、「質の高い統合データ」が手に入らないこと。

次に、システム間の整合性が取れず、AIの判断精度が落ちてしまうこと。さらに、データサイロ化によって社内の知見がフルに活かされず、AIの学習機会までも逃してしまうことです。

「とりあえず入れてあるだけのCRM」は、もはや“保険”ではなく“足かせ”に変わりつつあります。

「CRMを導入したからOK!」と思っていたら、むしろ業務が複雑になってしまった、なんて話も珍しくありませんよね。データ入力ばかりが増えて、肝心の業務効率化や売上向上がどこかへ吹き飛んでいるケースもあるはずです。高価なCRMの維持コストだけがかさみ、実際の効果はイマイチ…という状態から抜け出せなくなる恐れもあるでしょう。

そして、AIエージェント時代に取り残されるリスクはリアルに迫っています。

2025年以降、「データをしっかりまとめている企業」と「バラバラなまま放置している企業」の格差は一気に広がるでしょう。

データがまとまっていない企業はAIエージェントの恩恵を十分に受けられず、競合と比べて見劣りしてしまう時代がくるかもしれません。

3. 解決策:自社に最適なAIネイティブな管理体制を作る

こうした問題を根本的に解決するためには、「自社のデータが一元管理され、AIに使いやすい形で整理されていること」がカギになります。

そこで、CRMやデータベースを選ぶ際のポイントとして、以下を重視することがとても重要です。

  1. APIが公開されており、外部ツールとの連携が容易
    • たとえば顧客データを自動で他システムに連携したいとき、APIが使いやすい環境だとスムーズです。
    • 社内システムや外部サービス、AIプラットフォームとの連携もしやすくなり、データが“閉じた”状態を防ぎます。
  2. データ構造が可視化されていて、社内で誰でも修正しやすい
    • テーブルやフィールドの意味がわかりやすく整理されていることが大切です。
    • 「追加の顧客属性を増やしたい」「データ項目を細分化したい」といったニーズに社内で素早く対応できるかどうかがポイント。
    • 特定のコンサルやベンダーだけが構造を把握している状態では、運用コストがかさむうえ、改善のスピードも落ちてしまいます。
  3. スモールスタートできる柔軟さ
    • 大がかりなシステムを一気に入れるより、小さめの環境で試しながら徐々に拡張していくほうがリスクも低く、現場の混乱も少ないです。
    • “導入して終わり”ではなく、運用しながらアップデートできることが大事です。

APIの利用コストが下がり、開発環境も整ってきた今、このような要素を持つCRMを持つことが大事になってきます。しかもAIエージェント時代を見据えたデータ構造にすれば、MCPやAIとの連携もしやすくなります。

さらに、この移行プロセスを通じて「CRMをビジネス成長のエンジンに変える」ことが重要なんです。ただのデータ保管庫だったものを、ビジネスを加速させる原動力として育てるイメージですね。
自社の業務にフィットするAIネイティブなデータ設計が必要になるのは、これからますます顕著になるでしょう。

AIネイティブなCRMを使い、営業用と管理用など、目的ごとにデータを整理し、API連携で自動同期できるしくみを組み込む。これによって情報の一元管理や高度な活用がぐっとやりやすくなります。

4. 未来展望:2025年のAIエージェント時代を制する企業像

AIエージェントが当たり前になる時代には、リアルタイムに連携された高品質なデータが企業の武器になります。

統合されたデータがあれば、AIによる予測や自動化がぐんと進み、人手不足の時代にも対応しやすくなります。

  • データがオープンであれば、AIに柔軟に渡して高度な分析が可能
  • APIでつながっていれば、新しいサービスや外部システムとの連携で多彩な価値提供が実現
  • システム自体を社内で把握していれば、課題があってもすぐに修正・改善ができる

つまり、データが「ただ保存される保険」ではなく、「戦略的な活用を可能にする武器」へと変わるのです。またデータ統合によって将来的には、蓄積したデータを使って高度なAI活用やチャットボットを作るのも容易になり、ビジネスチャンスはさらに広がります。

「大手CRMを入れたけど活用しきれない…」「各部署でバラバラに管理していて連携が大変…」といったお悩みがあるなら、まずは外部環境につなぎやすい&データ構造がオープンな環境への乗り換えや統合を検討してみませんか?「保管して満足」から「自在に使いこなす」へのシフトが、2025年以降のビジネス競争を勝ち抜く鍵になるでしょう。

「CRMという保険」に頼るのではなく、「外部環境と連携し、必要に応じてすぐ修正できる」柔軟な仕組みを選ぶこと。

これが、分散データを活かしてAIエージェント時代の成長を掴むための最初の一歩です!

お問い合わせはこちら

私たちsento.group合同会社に関するご質問・資料請求など、お気軽にご相談ください。具体的な内容が未定でも、ぜひお気軽にお声がけいただけますと幸いです。

ご相談 / お問い合わせフォーム