みなさん!データ、溜めてますか?業務からデータ、得てますか!?
本日は「データを制するものは業務を制す!」ということで、データモデルと業務モデルにの関係性について解説していきたいと思います。
通常の業務中やお客さんとの会話の中で、「あーあれはCVRが〇〇%で平均よりも△△%低いから、過去の事例からこの施策をすれば▢▢円の売り上げ増加が見込めると思います」
なんてデータを基にして話できたらめちゃくちゃ効率いいし仕事できる!って感じですよね。しかし実際にはそうできてない方が多いのではないでしょうか。
実は、データモデルと業務モデルは強く関連しているのです。
目次
データモデルとは
データモデルとは、実際のデータを構造化した設計図のことです。データを収集し、データベースに格納するために必要な情報をまとめたもので、企業のデータを管理するための規約やルールを設定するために使われます。
例えば、データモデルを使うことでデータを正確に収集して関連性があるデータを分類したり関連性の薄いデータを取り除いたりなどの処理を行うことができます。また、データモデルはデータベースの設計などに役立つため、業務モデルの根幹をなすという意味でも重要な役割を果たします。
データモデルを作る上で重要なこと
データモデルを作る上で最も重要なのは、関連するデータの関係性を正しくモデル化することです。正しいデータモデルを作るためには、以下のような作業を行う必要があります。
- 業務モデルを把握する
- 必要なデータを把握する
- 関連するデータ間の依存関係を正しくモデル化する
正しいデータモデルを作ることは、業務モデルに基づいてシステムを構築する上で極めて重要なポイントです。データモデルを正しく構築することで、システムが正しく動作しデータが正しく扱われるようになります。
以下はデータモデルの例です。
業務モデルとは
業務モデルとは、ある業務を実現するために必要なプロセスや要素を把握し、設計したものです。業務モデルは、データモデルを作る上で必要な前提条件となります。データモデルが業務を実現するために必要なデータを把握する上で、業務モデルの情報を参考にする必要があります。
データモデルと業務モデルは相互に関係しており、業務モデルがデータモデルの根幹をなし、データモデルと業務モデルが連携してシステムを構築することができるということになります。
業務モデルを作る上での重要なこと
業務モデルを作る上で重要なことは、
- 業務プロセスを正確かつ明瞭に定義すること
- 業務プロセスを効率的に実施すること
です。
まず、業務プロセスを正確かつ明瞭に定義することが重要です。業務プロセスを定義する際、全体の流れを把握しつつ具体的なタスクを記述することも重要です。タスクを記述することで、業務プロセスを検証し、誤りを検出しやすくなります。
次に、業務プロセスを効率的に実施することが重要です。業務プロセスを効率的に実施するためには、タスクを簡単に完了するための要素を加える必要があります。例えば、タスクの重複や手間を省くために業務フローを見直したり、ツールを導入して自動化やシステム化を行ったりすることが挙げられます。これらの要素を加えることで、業務プロセスを効率的に実施することができるでしょう。
データモデルと業務モデルの関係
ここまでまとめると、データモデルは「情報システムを構築するために必要なデータの種類や構造を定義した設計書」です。業務モデルは、「情報システムを構築するために必要な業務プロセスを定義した設計書」です。データモデルと業務モデルは連携して、情報システムを構築します。
それでは、データモデルと業務モデルはどのように関係して情報システムを構築するのでしょうか?
データモデルが業務モデルの根幹をなす
データモデルは業務モデルを支えるための根幹をなし、業務モデルを実現するために必要なデータの詳細な定義を提供します。つまり、業務モデルが情報システムで行う業務を定義するなら、データモデルは情報システムで行う業務を実現するために必要なデータを定義します。データモデルと業務モデルの関係は、情報システムを構築する上で極めて重要なのです!
データモデルと業務モデルが連携してシステムを構築する
それでは、具体的にどのようにシステムを構築していくのでしょうか?
システム構築にあたり、データモデルはシステムに保存されるデータを構造化し、業務モデルはデータを使用してシステムがどのように動作するかを定義します。
とはいえ、イメージがつかない…という方のために分かりやすいイメージで説明したいと思います。
データモデルと業務モデルの関係は、例えると建物の設計図と建設工事の工程表のようなものです。
データモデルは建物の設計図として機能し、業務モデルは建設工事を行うためのプランとして機能します。つまり、建物(=情報システム)を構築する際に、建物の設計図(=データモデル)はどのような建物を構築するかを定義し、建設工事の工程表(=業務モデル)はどうやって建物を構築するかを定義しているというイメージです。
まとめると以下のようになります。
このように、データモデルと業務モデルは密接に関連しています。業務モデルに基づいてデータモデルを設計することで、業務プロセスに必要なデータを効率的に管理できます。また、データモデルに基づいて業務モデルを設計することで、データの取り扱いや加工方法を業務プロセスに合わせて最適化することができます。この2つが正しく連携していないと、期待した仕様のシステムを構築することができません。
データモデルと業務モデルが協調することで生産性が上がる理由
プロセスの改善による生産性向上
データモデルに基づいて必要なデータを正確かつ効率的に抽出・整理し、業務プロセスの改善に役立てることができます。
例えば、企業が商品の在庫管理を行う場合、データモデルを用いて必要なデータを抽出し、整理することで、在庫の正確な管理が可能になります。商品名、数量、倉庫の場所、受注履歴、納品履歴などをデータモデルで定義し、これらのデータを正確かつ効率的に抽出・整理することで、在庫の状況を把握し、必要な場合には迅速に発注することができます。
このように、データモデルと業務モデルが協調することでプロセスが改善し、生産性向上につながるのです
まとめ
データモデルは「情報システムを構築するために必要なデータの種類や構造を定義した設計書」です。業務モデルは、「情報システムを構築するために必要な業務プロセスを定義した設計書」です。データモデルと業務モデルは連携して、情報システムを構築し生産性の向上に寄与することができます。
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